日本と欧州の違い5選~一年間の留学を通して思ったこと~
夏休み明けにゴリゴリの日本企業で働く毎日に嫌気が差してきた今日この頃、
一年間オーストリア(モーツァルトの方)のウィーン(音楽の都)に留学していた日々が懐かしくなりました。
留学中や、大学自体には疑問に思わなかったことでも、働き始めてから「ヨーロッパでは~」と思うことも多くなったので、(完全にかぶれです。)このタイミングですが留学して、印象的だったこと5つについて語ります。
※この記事内でヨーロッパ人のことを「彼ら」と呼びます。
※あくまで私個人の感想です。
①友達(Freund)と知り合い(Bekannt)の区別がはっきりしてる。
私もそうなのですが、たいして話したことがない人でも、「友達」って言っちゃいません?だからと言って、ゼミ、サークル、高校など、一回でも同じ組織に属した人を「知り合い」って呼ぶのは冷たく聞こえますよね。
彼らは、友達と知り合いの線引きが結構はっきりしてます。仲のいい「友達」を大切にしているようで、私はいいなって思いました。
②欧州では店員の立場が客よりも上?笑
これは「お客様は神様」の日本社会とはまるで正反対です。お店に入ったら店員に「Servus!」等の挨拶は必須。店員の挨拶を無視することもあり得ません。お店の人を「店員」として接するのではなく、あくまで一人の「人」として接しているのが素敵です。だからこそチップ文化なのでしょうかね。
ちなみにスーパーなどでレジでは店員さんは座っています。(逆に日本なんで立ってんの?って感じですけどね。) 欧州初期の頃、びっくりしたのが閉店時間が間近に迫っているアイス屋さんで、「まだいける?」と聞いたところ「うん。でも急いで~」と言われたこと。いい意味でこの衝撃は忘れられません笑
③物乞い
日本ではホームレスちょいちょい見かけても、物乞いは法律で禁止されているので見たことすらありません。それがヨーロッパにいってあら驚き、物乞いの数。。地下鉄、道端、店先、教会など本当にあらゆるところにいます。(なかには頭を地面につける土下座スタイルの物乞いも、、) キリスト教文化圏ならではなのでしょうか?
とにかく最初のうちは怖くて、物乞いがいたら歩く速度を速めたり、前を通らないようにしてましたが、徐々に慣れました。とはいってもやはり、日本に帰ってきて町に物乞いがいないことの安心感は素晴らしいです。
④冷房ない!
日本では考えられませんが、欧州には冷房がついている施設は少数派です。住居も電車内もレストランも大学も冷房ない!夏はさすがに暑いですが、カラッとしているので意外といけます。日差しは結構強いので日向はめちゃめちゃ暑いですが、日陰に入ればこっちのもんで、涼しいです。(日向と日陰の寒暖差やばい。) ちょっと歩いて涼みたいときは教会に避難します。(すみません。)
冷房が根付いてないからか、冷房の人口的な冷たさを嫌う人も多い印象です。冷房が無いなんて日本では考えられませんよね。
⑤夏LOVE!
彼らは自然が大好きです。夏の市民公園は芝生で寝転ぶウィーン子で溢れてるし、レストランで店内の席とテラス席があったら100パーセントの勢いでテラス席選ぶし、あえて日差しガンガンの日向にあるベンチに座る。いやーでも夏の欧州の気候は本当に気持ちいです。夏を体いっぱい満喫したい気持ちになるんです。
ちなみに私はこの季節、日傘が手放せません笑
以上です。